就活に失敗したと感じる場合、その後について不安に感じるかもしれません。本記事では、就活をやめたり全落ちしてしまったりした場合のその後について解説します。選択肢や気をつけたいポイント、その後の就活の対策ポイントなどを紹介するので、参考にしてみてください。
就活をやめた・失敗した場合のよくあるケース
まずは就活をやめた、失敗した場合のよくあるケースを見てみましょう。
1. 内定が出なかった
2. 内定は出たが結果に納得できなかった
3. そもそも就活をしなかった
1. 内定が出なかった
一般的な就活時期に活動を継続したものの、いずれの企業からも内定が出なかったケースです。不採用が続くことで自己肯定感が下がりやすく、就活全般に対するモチベーションが低下したり、将来に対する強い不安や焦燥感を覚えてしまったりする場合があります。
2. 内定は出たが結果に納得できなかった
エントリーした企業の中から内定が出たものの、第一志望や希望していた就職先ではなく、最終的な結果に納得できないケースです。
「もっといい企業があるのではないか」という後悔や、入社後のミスマッチを極度に恐れてしまう場合があります。
3. そもそも就活をしなかった
そもそも就活自体をしなかったために就職できないケースもあります。もともと就職するつもりがない場合や、何かしらの事情で就活が困難な状況だった場合など、事情はさまざまです。
その後のキャリアについて目処が立っている場合は問題ありませんが、そうでない場合は将来に対する漠然とした不安から、自分だけ取り残されてしまったような感覚になってしまうことがあります。
就活に失敗した場合のその後の選択肢
就活に失敗したと感じても、その後の選択肢はいくつかあります。自分の状況やキャリアプランに合わせて、次の一歩を踏み出してみましょう。ここでは、就活に失敗した場合のその後の選択肢について解説します。
・就職留年
・既卒で就活
・非正規雇用で働く
・大学院や専門学校に進学
・個人で働く・起業する
・中途採用でキャリアチェンジ
それぞれ見ていきましょう。
就職留年
就職留年とは、あえて大学を卒業せず、もう1年間学生として過ごしながら就職活動を続ける選択です。
新卒扱いとなるため大卒向けの採用に応募できるほか、アルバイトや学業が落ち着いた状態で就活に臨めるメリットがあります。一方で学費や生活費などが発生するため、追加資金を確保しなければならない点に注意が必要です。
既卒で就活
大学に残らず、既卒として就活を続ける方法もあります。新卒採用の枠に縛られず、中途採用や既卒者採用の枠で応募が可能です。
一方で、新卒と比較して求人が限られる可能性があります。自分の志望する業界や企業の傾向に合わせて、どちらが有利か判断しましょう。
非正規雇用で働く
企業に正社員として入社するのを辞めて、アルバイトや契約社員、派遣社員などで働く方法です。
柔軟な働き方ができるため、会社員としての働き方に不安がある場合は選択肢の1つといえるでしょう。一方で、雇用の安定性や福利厚生の恩恵は正社員と比較して少ない傾向にあります。メリットとデメリットを比較して、納得した上で選択しましょう。
大学院や専門学校に進学
自分の専門分野を極めるために、大学院や専門学校への進学を選ぶ方もいます。明確な目的やキャリアプランがあれば、専門性を高めることで就活に役立つ可能性があるでしょう。
一方で、学費や生活費の負担がかかるほか、同世代と比較してキャリアスタートのタイミングが遅れる点は理解して選択することが重要です。
個人で働く・起業する
特定の企業に属することなく、個人事業主として独立したり、自分で会社を立ち上げたりする方法もあります。
正社員と比べるとさまざまなリスクが伴いますが、その分成功した際の報酬は大きくなる点がメリットです。スキルや能力があれば、比較的フレキシブルな働き方ができる点も魅力でしょう。一方で、毎月の収入が保証されない可能性がある点には注意が必要です。
中途採用でキャリアチェンジ
内定が出た企業に就職して、働きながらキャリアチェンジを狙う方法です。昨今では従来の終身雇用の考え方は変わりつつあり、入社後に転職したりキャリアチェンジしたりすることも珍しくありません。
ただし入社先の環境によっては、毎日の業務に追われて思うように転職活動が進まない可能性もあります。入社後にどのようなライフスタイルになりそうか、事前に確認しておきましょう。
就活に失敗したその後に気をつけたいポイント
ここからは、就活に失敗したその後に気をつけたいポイントについて紹介します。
・合わない企業に就職してしまう
・悩みを抱え込んでしまう
・就活を諦めてしまう
それぞれ見ていきましょう。
合わない企業に就職してしまう
1つ目に注意したいのは、合わない企業に就職してしまうことです。早く就活を終えたいという気持ちから、条件を十分に吟味しないまま入社を決めてしまうケースも珍しくありません。
しかし、職場環境や社風、仕事内容が自分の価値観とマッチしていないと、働き始めてから不満やストレスを感じてしまうことがあります。
就職先に求める条件を洗い出し、納得した上で入社を決めましょう。キャリアチェンジを前提に入社する場合には、転職が実現できそうな環境かどうか見極める必要があります。
悩みを抱え込んでしまう
2つ目に注意したいのは、悩みを抱え込んでしまうことです。自分1人で悩みを解決しようとすると、必要以上に苦しくなってしまうかもしれません。
就活に関連する悩みがある場合は、信頼できる相手に相談してみましょう。具体的なアドバイスをもらうことはもちろん、話を聞いてもらうだけでも気分が軽くなります。
就活を諦めてしまう
3つ目に注意したいのは、就活を完全に諦めてしまうことです。
就活に失敗したように思えても、通年採用や二次募集をおこなっている企業もあります。諦めてしまうのは、実はまだ早いかもしれません。ブランクが空くほど就職難易度は高まるので、まずは就活を続けてみましょう。
もちろん、どうしてもつらいときは休みながらでも問題ありません。しかし、完全に就活から離れてしまうと選択肢が狭まるため、期限を決めてリフレッシュするようにしてみてください。
その後の就活で失敗しないためのポイント
続いて、その後の就活で失敗しないためのポイントを紹介します。
・就活の軸を明確にする
・視野を広げて新たな企業にエントリーする
・インターンシップに参加する
・就活サービスを活用する
それぞれ1つずつ見ていきましょう。
就活の軸を明確にする
不採用が続いた場合、まずは就活の軸を見直して明確にしましょう。初期に就活の軸を設定していた場合も、選考を受ける中で価値観や考え方が変わっている場合もあります。
企業研究や業界分析を繰り返しながら就活の軸を精査し、現在の就活の軸と志望企業が合致する状態にしましょう。
就活の軸を明確にすることで、本当に行きたいと感じた企業にエントリーできるようになります。また、面接や書類選考での受け答えに迷いがなくなり、ポジティブな印象を持ってもらいやすくなるはずです。
視野を広げて新たな企業にエントリーする
これまでよりも視野を広げて、新たな企業にエントリーしてみましょう。
実務経験がない中で就職先を探すとなると、どうしても人気企業や有名企業に目が行きがちです。しかし、無名企業や中小企業の中にも、将来性のある優良企業はたくさんあります。少し視野を広げて、これまで知らなかった企業にもぜひ目を向けてみましょう。
どのように探してよいかわからない方は、企業からのオファーがもらえる逆求人型のスカウトサービスの活用もおすすめです。
インターンシップに参加する
就活留年や既卒で就活を続ける場合、インターンシップへの参加がおすすめです。中には採用に直結するインターンシップや、早期選考に進めるものもあるので、志望する業界や企業がインターンを開催している場合は積極的に応募しましょう。
就活サービスを活用する
就活サービスを使っていない場合、2〜3社に登録して活用してみましょう。条件に合う就職先を紹介してもらえることはもちろん、ESの添削や面接対策などのアドバイスも受けられます。
また、既卒の就活やキャリアチェンジを検討している場合、新卒のエージェントではなく既卒や転職向けのサービスを新たに活用してみましょう。
後期の就活にも使えるスカウトサービス「ABABA」
就活に失敗してしまったと思っても、諦めるのはまだ早いかもしれません。後期の就活にも使えるスカウトサービス「ABABA」をぜひチェックしてみてください。
「ABABA」は選考過程が評価に変わる、新しい形の就活サポートサービス。これまで受けた企業を登録することで、優良企業から選考カットのスカウトが届きます。
ESや面接免除で選考に進める
「ABABA」では「お祈りメール」を提出することでそれまでの過程が評価され、似ている企業から平均25通(※)ものスカウトが届きます!多くの企業ではESだけでなく適性検査や面接も免除で選考に進めるので、スピードが求められる後期の就活にもぴったりです。
LINEでサクサクやり取りできる
すべてのやりとりは、LINEで完結することが可能です。手間なくやり取りできるので、就活で忙しい方にもぴったり。簡単に始められるので、まずは登録からスタートしてみましょう!
就活で失敗した場合はその後が肝心!就活を諦めずに対策を取ろう
就活で失敗した場合のその後の選択肢や注意点、その後の対策ポイントについて解説しました。就活に失敗したように思える場合でも、挽回できるチャンスは意外とあります。まずは二次募集や追加募集などにエントリーして、諦めずに就活を続けましょう。