惜しくも就活で選考に落ちてしまい、不採用メールが届いたとき「返信ってしたほうがいいの?」と迷う就活生も多いでしょう。そこで本記事では、就活で選考に落ちたとき、不採用メールに返信をしたほうがよいケースや注意点、例文について解説します。
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独自調査:9割以上が不採用メールには返信しない
(ABABAの学生ユーザー50人へ独自にアンケート調査)
ABABAが独自に調査した結果、就活生のほとんどが不採用メールに返信しないと回答しました。一方で、企業からの連絡を無視してもよいか不安になる人もいるでしょう。
結論を述べると、基本的に不採用メールへの返信はとくに必要ありません。
そのため、今回の調査で9割以上の就活生が不採用メールに返信しないと回答したことはごく一般的といえます。
就活で選考に落ちたとき不採用メールへの返信は必要?
就活で選考に落ちたとき、基本的に不採用メールへの返信は必要ありません。テンプレートをそのまま不採用メールとして送っている企業も多く、応募者に対して返信を求めていない場合がほとんどのためです。
「礼儀として送った方が良いのでは」と悩む就活生もいますが、返信しなくても失礼には当たりません。不採用メールが届いたときは「返信しない」と割り切ってしまって大丈夫です。
不採用メールに返信しても結果は変わらない
不採用が決定した場合、基本的にその結果が覆ることはありません。仮に不採用メールに返信したとしても、評価が変わることは期待できないといえます。
そのため、不採用が決定した際は気持ちを切り替え、ポジティブな気持ちで次の選考へ挑みましょう。
ただし、不採用通知へ返信した場合、稀に結果が覆ることはあります。これは非常に珍しいケースであり、あくまで内定辞退者が出た場合をはじめ、企業側に何らかの事情がある場合に限ります。
不採用メールに返信してもよいケース
就活で選考に落ちたとき、不採用メールへの返信は必要ないと説明しましたが、場合によっては返信してもよいケースがあります。具体的に下記のようなケースであれば、返信してもよいです。
・採用担当者にお世話になっていたとき
・個人的な内容について書かれていたとき
・知人の紹介で受けたとき
・他の企業に推薦してくれるなどの対応があったとき
・応募企業に対して心残りがあるとき
・最終面接まで残っていたとき
採用担当者にお世話になっていたとき
採用担当者に何度か会う機会があったり、個人的にお世話になっていたりした場合には、感謝の気持ちを伝える内容の返信をしてもよいでしょう。
採用担当者によっては、感謝の言葉をもらえたことにうれしいと感じる人もいるかもしれません。返信することで採用結果が変わる可能性は低いですが、お礼だけでも伝えたいという方は返信してもよいでしょう。
個人的な内容について書かれていたとき
稀に、不採用メールにフィードバックが書いてあることや、面接時のことに触れて激励の言葉が記載してあることもあります。
不採用メールに個人的な内容が書かれることは非常に少ないケースであるため、このような場合には感謝の気持ちを伝えたほうがよいとされています。
知人の紹介で受けたとき
選考を知人の紹介で受けた場合、企業と紹介者の関係性を考慮した返信がおすすめです。
特に企業と紹介者が密な関係性であった場合は、紹介者の顔を立てる意味でも丁寧な言葉で返信しましょう。
他の企業に推薦してくれるなどの対応があったとき
最終面接まで進んだ一方で、不採用の学生に対して他社を推薦する場合があります。このケースのように、企業側から就活生に対して何らかのメリットを与えてもらえた場合は、返信して感謝の意を伝えましょう。
応募企業に対して心残りがあるとき
どうしても行きたかった企業に落ちてしまったという場合、気持ちを切り替えるという意味で不採用メールに対して返信する人もいます。
ただし「どうしても諦めきれない」「再度挑戦させてほしい」といった一方的な気持ちを書き連ねるのは避けましょう。あくまでも区切りをつけるための手段として、返信するようにしてください。
最終面接まで残っていたとき
最終面接で落ちたという場合にも、不採用メールに返信してもよいでしょう。かなりまれなケースではありますが、好印象な返信をして印象づけることで、内定辞退者が出た場合の補欠採用となる場合があります。
あまり期待しすぎるのはよくありませんが、もしまだ心残りがあるという場合にはお礼の返信をしてみるのもおすすめです。
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不採用メールへの返信の書き方
不採用メールへの返信を作成する際は、シンプルで分かりやすい内容にしましょう。具体的な作成方法は以下の通りです。
- 件名は不採用メールのものを消さずにそのまま使う
・件名をそのまま使うことで、相手は内容をすぐに把握できる
・「Re:」もそのまま残すことで、送ったメールの返信だと分かる
- 宛先には担当者名を記載する
・不採用メールを送信した担当者名のフルネームを書き、「様」をつける
・CCで複数の担当者に送る際は役職の高い人から順に記載する
- 自分の名前と簡単な挨拶文を書く
<例文>
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年生の山田花子と申します
- 選考のお礼を書く
<例文>
この度は面接の機会をいただき、心より感謝申し上げます。
今回は不採用という結果にはなりましたが、
選考期間中には〇〇様に大変お世話になりました。
今回の選考で得た学びを糧に、引き続き就職活動に励んでいきたいと思います。
- 結びの言葉と署名を書く
<例文>
末筆ながら、貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます。
山田 花子(やまだ はなこ)
◯◯大学◯◯学部◯◯学科
携帯電話:090-XXXX-XXXX
メール:XXXX@XXXX.co.jp
不採用メールに返信するときの例文
ここからは不採用メールに返信するときの例文を紹介します。「感謝の気持ちを伝えたいけど、どのように書いたらよいかわからない」「メールのビジネスマナーに自信がない」という方は、例文を参考にしてみましょう。
一般的な返信例文
件名: Re: 選考結果につきまして
株式会社◯◯
人事部 ◯◯様お世話になっております。(大学名)の(名前)と申します。
この度は面接の機会を与えていただき、心より感謝申し上げます。選考結果についてのご連絡、誠にありがとうございました。
残念ながら、私の力不足により不採用となりましたが、貴社のご縁をいただき、貴重な経験をさせていただけたことに感謝しております。
お伺いしたアドバイスを参考に、これからの成長に活かしてまいります。
最後に、貴社の今後のご発展とご繁栄を心よりお祈り申し上げます。———
(名前)
(大学名)
電話番号:◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯
メールアドレス:◯◯◯@◯◯◯.com
———
採用担当者にお世話になったときの返信例文
件名:Re:選考結果につきまして
株式会社◯◯
人事部 ◯◯様お世話になっております。(大学名)の(名前)と申します。
先日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。また選考結果のご連絡、心より感謝申し上げます。
私の力不足により不採用となりましたが、◯◯様にいただいたアドバイスはとても励みになりました。◯◯様には感謝の気持ちでいっぱいです。
この経験を活かし、今後の就職活動に励んでまいります。
末筆ながら、貴社の益々のご繁栄をお祈り申し上げます。———
(名前)
(大学名)
電話番号:◯◯◯-◯◯◯◯-◯◯◯
メールアドレス:◯◯◯@◯◯◯.com
———
個人的な内容について書かれていたときの例文
<例文1>
この度は、お忙しいところ貴重なフィードバックをいただき心より感謝申し上げます。
◯◯様から教えていただいたことを糧にして、今後につなげてまいります。
<例文2>
この度は◯◯についてご評価くださり、誠にありがとうございます。
◯◯様からいただいたフィードバックを今一度改め、今後に反映してまいります。
知人の紹介で受けたときの例文
<例文1>
不採用ではありますが、貴重な機会を設けていただき心より感謝申し上げます。
ご紹介いただいた◯◯部の◯◯様へ、お礼をお伝えいただけますと幸甚です。
<例文2>
残念な結果ではありますが、真摯に受け止め、紹介者の◯◯様にも報告いたしました。
この度はご期待に添えず、誠に申し訳ございません。
他の企業に推薦してくれるなどの対応があったときの例文
<例文1>
この度は株式会社◯◯にご推薦いただきまして、誠にありがとうございます。
貴社のインターンシップで学んだことを糧に、さらに活動を続けてまいります。
<例文2>
この度は株式会社◯◯へご推薦いただき、心より感謝申し上げます。
貴社のインターンシップで身につけた知識を活かし、今後も活躍できるよう努めてまいります。
不採用メールに返信するとき気をつけたいこと
選考に落ちて不採用メールに返信する場合、気をつけなければいけないポイントがいくつかあります。企業への思い入れが強いあまり、失礼な内容を送ってしまわないように注意しましょう。
落ちた理由は問い合わせない
不採用メールに返信するとき「なぜ落ちたのか」「不採用になった理由は何か」といった内容を聞くのはマナー違反です。応募者から不採用の理由について問い合わせがあったとしても、企業側はトラブルを避けるため基本的には回答しません。
そのためなぜ落ちてしまったかは、自分自身で振り返ってみましょう。失敗した点を自分で見つけ、次の選考に活かしていくことが重要です。
落ちたことに対する不満は伝えない
不採用メールに返信するとき、落ちたことに対する不満は伝えないようにしましょう。不満を伝えたところで採用結果が変わるわけでもなく、採用担当者に不快感を与えてしまうだけです。
選考に落ちたことで悲しみや怒りの感情が出てしまうこともありますが、その気持ちを採用担当者にぶつけることはマナーとしてふさわしくありません。
メール以外の手段では返信しない
不採用メールに返信するとき、電話や手紙などメール以外の手段で返信をするのは避けましょう。
採用担当者は基本的に忙しいため、わざわざ電話で対応するほどの時間は取れません。電話や手紙で返信することで採用担当者に気を遣わせたり、負担をかけたりするおそれがあるため避けるのがマナーです。
就活で選考に落ちたときの気持ちの切り替え方
選考に落ちた一方で、辛い気持ちのままでいてはいつまでも前進できません。
選考に落ちることは、言わば就活では当たり前のことです。しかし、なかなか気持ちが切り替わらない人も多いでしょう。
そこで、選考に落ちたときに前向きな気持ちへ切り替えられるおすすめな方法をご紹介します。
不採用になった理由を冷静に考える
冷静になり、不採用になった理由を考えてみましょう。
例えば、企業の求める人物像ではないことや、スキルが不十分であったことも考えられます。
また、他の就活生と比べて熱意が足りなかった、面接官とのコミュニケーションがうまくとれなかったと感じる人も多いのではないでしょうか。
このように、一度冷静に過去の選考を振り返ることで、これまで把握できなかった新たな気づきが見つかり次の選考につなげられます。
自分の存在を否定されたわけではない
選考に落ちても、それはあくまでその企業とマッチしなかっただけであり、あなた自身の存在を否定するものではありません。選考に落ちたからといって、過度に落ち込んだり重く受け止めたりする必要はないでしょう。
むしろ、「この企業よりも、もっと自分に合う会社は他にある」と考え方を変えることがおすすめです。
面接官や採用担当者との相性がよくなかった可能性も考えられるため、落ちたことに執着せず「運が悪かった」と受け流すことも大切です。
気分転換をする
就活のことを一旦忘れ、趣味や遊びに没頭する方法もおすすめです。気分転換することで気持ちも明るくなり、心機一転就活に挑めるでしょう。
また、ポジティブ思考な友達からアドバイスをもらう方法もおすすめです。仲のよい友達と出かけたり食事をしたりすることもよいでしょう。
自分の好きなことに没頭することや、親しい人と過ごす時間を設けて、長丁場の就活を乗り切りましょう。
次の就活に備える
ときには「落ち込んでいる時間がもったいない」と考えることも大切です。
本来落ち込んでいたであろう時間を、自己分析や企業研究などにあてることで、自分に足りないものを補う期間として活用できます。
また、身だしなみを改めて確認することや、コミュニケーションに気を使いながら生活するなど、これまでと異なる視点で自分の客観視もおすすめです。
選考に落ちた辛さを糧にすることで、次の就活を見据えた行動ができるでしょう。
就活で選考に落ちたときはABABAを活用しよう!
ここまで就活に落ちてしまった方への不採用メールへの返信について紹介しましたが、「選考に落ちたが、どうしても切り替えられない」、「不採用メールへの返信をしたが、未練が捨てきれない」という方は多いはず。
そんなときは、スカウト型サービス「ABABA」に不採用メールを登録して、次の選考のチャンスにつなげましょう。
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就活で選考に落ちたとき不採用メールへの返信は誠意を持って対応しよう
就活で選考に落ちたとき、基本的に不採用メールへ返信する必要はありません。しかし、採用担当者にお世話になった場合や心残りがある場合は、感謝の気持ちを伝えてもよいでしょう。その際は、本記事で紹介した注意点も踏まえて、誠意を持って返信するように心がけてください。