最終面接では、あなたの採用がかかった重要なステージです。この記事では、逆質問を通じて印象を向上させを当て、具体的な逆質問一覧とその効果的な活用法を紹介します。成功のカギを握る逆質問の力を、ぜひマスターしてください。
独自調査:企業への逆質問はキャリア形成や会社の展望など将来への興味が強い!
(ABABAの学生ユーザー50人へ独自にアンケート調査)
ABABAの学生ユーザーに対する独自調査の結果を見ると、企業への逆質問ではキャリアプランに関することや会社の展望に関することなど、将来への興味が強いものの割合が高く出ています。逆質問は最終面接の場で出る傾向にあるために、自分の働く姿をイメージするためにこれらの質問が多く出てくるのでしょう。
最終面接における逆質問の重要性
最終面接で最後に用意されている逆質問の時間。あまり重要ではない時間に思えますが、面接官にアピールできる最後の場でありまた、企業にどれだけ自分が熱量があるのかを示せる最高の機会となります。
この記事では、最終面接を活用するための考え方と具体的な逆質問の例を紹介します。記事の続きを読んで、逆質問の力を最大限に活用する方法を学びましょう。
最終面接における逆質問の意味
最終面接で最後に用意されている逆質問の時間は、面接官にアピールできる最後の場で、非常に重要な時間です。
面接官は逆質問で志望度と業界・企業理解が高いかどうか?を確認しています。逆質問をとおしてこの2つをアピールできれば、内定がグッと近づきます。
ここでもっとも避けたいのは「質問はありません」と、何も質問しないことです。最終面接は一次面接や二次面接と比べてライバルのレベルも高く、ほんの少しの差で落とされてしまうこともしばしば。
他の学生が会社や業務内容に対してたくさん質問をする中で、何も質問をしないと「他の学生に比べて志望度が低いのかな?」と思われかねません。
面接官からの質問が終わりほっと一息つきたいところですが、ここでどうアピールできるかで結果が大きく変わってくる部分でもあります。
気を抜かずに、逆質問についても準備をしてから最終面接に向かいましょう。
適切な逆質問の選び方
1次面接、2次面接とは違い、最終面接ではより経営者の視点に立つことが求められます。絶対内定を落としたくないが故に、つい力が入ってしまいがちですが頭は冷静に、準備は今まで以上にすることが求められます。
【新卒向け】最終面接の逆質問を成功させるには?ポイントや一覧も紹介
最終面接での逆質問30選!
では実際にどのような逆質問をしたらよいのでしょうか。カテゴリー別に具体例を挙げながら紹介します。
企業理念に関する質問
企業理念に関しては1次面接、2次面接を通して理解が深められているとは思いますが、今一度見返しておく方が良いでしょう。
【具体例】
・御社の理念である〇〇を感じる、日常的なエピソードや社風などはありますか?
・御社の理念を反映するために、注力している、もしくは今後注力しようとお考えのサービスはありますか?
・御社の理念を体現するために、社員の方にはどのような働き方や行動を求めますか?
・普段の業務の中で、企業理念を実際に感じたエピソードはあれば教えてください。・御社の強みと弱みを教えてください。
・御社がここまで成長してきた理由は何だとお考えですか。
社風に関する質問
事前に社風を知っておくことは非常に大事なことです。ミスマッチを起こさないためにも実際にいきたい企業で働かれている面接官の方に聞いてみるのが1番早いでしょう。
【具体例】
・御社で活躍している方にはどのような特徴がありますか?
・社風や人間関係の構築において、何か具体的な取り組みは行われていますか?
・〇〇さんが考える御社の魅力はどのような点でしょうか?
・〇〇さんは以前△△社で働かれていたことを記事にて拝見しました。御社を選ばれたのはどうしてでしょうか。
・社員にはどのようなことを大切にして働いてほしいとお考えですか?
・社員が同じ方向を向くには何が必要だとお考えですか?
・ワークライフバランスに関するルールや取り決めはありますか?
キャリアビジョンに関する質問
自分が5年後、10年後どのような姿になっていたいかを明確にするのは大事なことです。最終面接までに面接官からすでに聞かれているかと思いますが、面接の前に、その会社に入って何がしたいのか。将来どうありたいかを考えておきましょう。
【具体例】
・◯◯様目線で見た御社の魅力や強みはどのようなものだとお考えでしょうか?
・御社の理念に共感したのですが、◯◯様は何を大切にして仕事をなさっていますか?
・私は将来的に〇〇を目指したいと考えています。そのためには、どんな能力や経験が必要でしょうか。
・〇〇さんが20代の時に考えられていたキャリアパスを教えてください。
・〇〇プロジェクトに参加するためにには、どんな能力や経験が必要ですか?
・社員が成長するための研修制度やキャリアサポートはありますか?
業務内容に関する質問
事前に調べて知っているとはいえ、現場で働いている方の声が聞ける貴重な機会です。自分が知っている内容と照らし合わせ、ミスマッチがないか確認する最後の機会となりますので事前に準備をした上で逆質問することをおすすめします。
【具体例】
・事業の目標として◯◯を掲げられていますが、具体的な取り組みの内容を可能な範囲でお聞かせいただけないでしょうか?
・御社に入社した際は全力で仕事に取り組みたいと思っておりますが、どのような能力が求められるでしょうか?
・〇〇事業に勤務できる社員はどのように選定されるのでしょうか?
・新卒の社員がつまずく場面はどのような時が多いですか?
最終面接中に生まれた質問
【具体例】
・面接中に◯◯と仰っていましたが、具体的な業務内容や求められている成果について詳しくお伺いできますでしょうか?
・先ほど仰っていた◯◯業務についてですが、事前に取得しておくと良い資格やスキルなどはありますか?
・今まで業務に取り組まれるうえで最も大変だった時のエピソードとその対処法を聞かせてください。
・〇〇さんが御社で働くうえでもっとも意識されていることは何ですか?
・〇〇様の今の目標と実現に向けてされていることを教えてください。
・海外進出も視野に入れているとお聞きしましたが、具体的に教えていただけますか?
・今後展開予定の事業はありますか?
【体験談】実際に反応が良かった逆質問。
就活生向けに実際に反応がよかった逆質問をインタビューしました。これから最終面接を控える方は、参考にしてみてはいかがでしょうか?
役員になる前となった後で会社の見え方や自分の価値観はそのように変化したのか?
最終面接の面接官の将来のビジョンは何ですか?
最終面接官がなぜその企業に入社したのか?
NGな質問例
最終面接までくると基本的に内定濃厚だと思われますが、それまで培ってきた信頼を一気に落とす行為をしてしまうと評価が急降下してしまいます。
熱量やその会社への志望度の高さが感じられない質問や、ましてや「特にありません。」などと回答してしまうのは、必ず避けるべきです。
最終面接での合格フラグとは?見逃せないチェックポイントやフラグへの心構えを解説
企業理念や業務内容に関する質問
自社に対してどの程度の熱量を持っているかは企業にとってはひとつの判断材料です。企業理念や業務内容、その会社の強みなど基本的なことはホームページで調べれば分かります。そのような質問をすると、企業側は自社にあまり興味がないのか、本当に入社意欲があるのかと疑ってしまうでしょう。
ホームページや求人情報はくまなくチェックして、しっかり下調べしてきたことをアピールしなければなりません。入社意欲の高さもアピールし、ほかの候補者との差別化を図りましょう。
給料や福利厚生に偏った質問
給料や福利厚生については、仕事をする上で非常に重要なポイントです。しかし、最終面接の場における質問としてはあまりふさわしくありません。仕事内容から離れた質問ばかりすると、仕事や企業そのものへの関心が低いのではないかと思われてしまう可能性があります。また、待遇に関しては求人情報やホームページに記載されており、事前に知っている情報です。下調べ不足が露呈する可能性のある質問であるため、最終面接ではできるだけ控えた方がよいでしょう。
社会人としてのモラルを疑われる質問
面接官や社員の個人情報に関わる質問や、一般常識で考えれば分かることに関する質問は社会人としてモラルが疑われてしまうためNGです。
たとえば面接官に年齢を尋ねることや、会社に遅刻をした場合について聞くことは、相手に不快な思いをさせたり誠意が感じられないと思われてしまいます。
ほかにも、同業他社と比較して弱みを指摘する質問も、面接官によい印象は与えません。
社会人として基本的なマナーや、他者に不快な思いをさせるような質問は避けましょう。
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好印象を残す逆質問の終わり方
逆質問を終えるときにも、終わり方を意識することで面接官に好印象を残せます。質問に関する感想や感謝を述べ、企業への理解度や入社意欲が一層高まったことをアピールできるとよいでしょう。抱えていた疑問や不安が解消できたことを伝え、「質問に答えていただきありがとうございました」とお礼の一言で締めると好印象を残せます。
逆質問の仕方や内容だけではなく、終わり方まで意識してよりよい印象を持ってもらいましょう。
【体験談】最終面接の逆質問を考える時に気をつけたこと
就活生向けにインタビューを行った結果、最終面接の逆質問では「企業のことを徹底的に調べた上で逆質問をする」「企業の求める人材から逆算する」といったポイントが重要でした。
募集要項やワンキャリアでの体験談をもとに、企業の求める人材像を定め、そこにあわせて逆質問を決めていました。(例えば、成長意欲の高い人材がほしい企業なら、「成長してる若手社員の特徴はなんですか?」など)自分と企業の相性の良さをより、アピールできた気がします。
ビジョンをもとに業界選定の軸を設定して、その業界の中からなぜ御社なのかを述べたうえで、自分のビジョンを達成するためには?から逆算して、それを達成するために必要な要素などを聞いてました。
最終面接の面接官の名前が分かっている場合は、その人の名前でリサーチし、情報を入手していました。面接官のXのツイートに関して質問した際は「なんでそんなことも知っているの?」と驚かれ、志望度の高さを示せたような気がします。
最終面接を控えてる方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
最終面接でのポイントや逆質問の効果的な使い方
最終面接は今までの面接とは違い、企業とのミスマッチや志望度、熱量を確認する場です。最後に行われる逆質問のコツやポイントをここでは紹介します。
質問のタイミングと数
最終面接の段階までにすでに多くの逆質問をしてしまい、聞きたい内容がないケースもあるかと思います。その際は、無理に捻り出さず、最後の自己アピールをしても良いかもしれません。逆質問の場が企業との最後の接点になるため、悔いのない振る舞いを心がけましょう。
相手に不快感を与えない立ち振る舞い
事前準備をしっかりしすぎたせいで自分にベクトルが強く向いてしまい、相手への配慮を怠るケースも多々あります。’’最終面接’’と言っても、あまり気張らずリラックスした状態で臨みましょう。
逆質問から得た情報の活用方法
これまでしてきた逆質問で得た答えをもとに最終面接での逆質問を考えておくのはいいでしょう。そうすることにより理解が深まり、面接官に対して良い印象を与えることができるでしょう。
内定を勝ち取る!最終面接対策のポイントと効果的なアプローチ方法
最終面接での印象が大事!実例に基づく逆質問の効果は?
親近効果と言われるように人は最後に受けた印象深く残ります。したがって、最終面接の内容が良くても最後の逆質問でその信頼を失墜してしまうこともあります。印象は非常に大事なので慎重に臨みましょう。
成功した逆質問の事例紹介
では実際にどのような質問が最終面接で効果的なのか、具体例をいくつか挙げていきます。テーマによって様々ある中で自分なりの成功事例を作るのも良いでしょう。
【具体例】
「私と同世代の社員はどのような人がいますか」
「中途社員に期待することは何ですか」
「理念の〇〇に関して深く教えてください」
あくまで一例になりますが、上記のような逆質問は好印象だったという事例があります。共通していることは、実際に自分が働くということが見えていることです。入社した際にすぐ現場で活躍できるようにこのような視座が大切です。
逆質問を思いつかない時の対処法
逆質問を聞かれた際に「特にありません」と回答することは避けなければなりません。しかし、何を聞いてよいか思いつかない場合もあるでしょう。以下では、自分をアピールできる逆質問が思いつかない時の対処法を紹介します。
面接や説明会で疑問に感じたことを書き出す
面接中や説明会の際に少しでも疑問に感じたことがあれば、書き出すことをおすすめします。疑問点をリストアップすることで、質問が出てくる場合もあるでしょう。
ただし、面接中は逆質問を考える余裕がないことも多いため、あらかじめいくつか準備するとスムーズな対応が可能です。
また、自分で調べれば分かることは聞かないようにしましょう。「関心が低い」「入社意欲が低い」と判断されてしまう可能性があります。
お礼や感謝を伝える
なにも思いつかない場合であっても、面接の場において「特にありません」とだけは答えないようにしましょう。なにも出てこない場合は、面接のお礼や感謝を伝えることもおすすめです。自身のやる気を伝えることで熱意をアピールすることもよいでしょう。
「面接を通じて疑問点はすべてお聞きできました」「より入社への思いが強まりました」などの一言を添えることで、面接官に好印象を持ってもらえる可能性があります。
最終面接での逆質問に関するよくある質問
最終面接における逆質問に関する質問で、よくある質問を以下にまとめました。これから面接を受ける予定の方は、この内容を参考に逆質問へ備えましょう。
社長や役員に質問しても大丈夫?
最終面接の面接官は、社長や役員が担当することもあります。そのため、逆質問をしてもよいか不安に思う方もいるでしょう。答えとしては、社長や役員へも臆せず逆質問をします。企業理念や業務内容について社長や役員に聞くことで、新たな視点からの意見を聞ける可能性もあります。
また、質問の幅が広がるため社長の経歴は事前に調べておくとよいでしょう。企業のホームページに情報は記載されていることが多いため、チェックすることをおすすめします。
逆質問は何個くらいが適当?
逆質問の内容によっては、面接中にその話題が出て解決することもあります。そのため3~5個程度の質問を用意するとベターです。
すべての質問を伝える必要はなく、面接中の対話内容や面接官の立場などに応じて、より適切な質問を選ぶことが大切です。
質問が多すぎて時間をオーバーする事態も避けなければなりません。そのことからも、逆質問の数はあまり多すぎてもよくないため注意しましょう。
最終面接で逆質問に失敗しても大丈夫
せっかく就活を頑張っても、内定が出ないと今までの努力が水の泡だと感じることも多いでしょう。
しかし、仮に最終面接で落ちてしまっても、今までの努力が評価されて、次の選考に活かす方法があります。
それが、スカウトサービス「ABABA」。最終面接まで進んだ過程を評価してくれる、新しい形の就活サポートサービスです。
選考カットでより多くの企業と出会える
ABABAでは最終面接まで進んだことが評価されるため、94%のスカウトが、ES・1次面接がカットされています。
最終面接で落ちてしまっても、また選考をイチからやり直す必要はありません。最終面接まで進んだ実績を企業に評価してもらい、選考をショートカットして、効率よく就職活動を進めましょう。
スカウトもメッセージもLINEで完結!
スカウトも人事からのメッセージもLINEに届くので、メールでのやり取りとは違い、優良スカウトの通知や、人事からの重要メッセージを見逃す心配もありません。
LINEでレスポンスも早く対応できるので、企業に好印象を与えることができます。
最終面接で逆質問の一覧を確認して印象をよくしよう!
最終面接での逆質問は、志望動機や適性をアピールする重要な手段です。適切な逆質問をすることで、自分の意欲や姿勢をアピールし、企業の文化や価値観に合致するかどうかを確認することができます。また、面接官にポジティブな印象を与え、印象に残ることで、採用の可能性を高めます。逆質問の際は、企業のミッションやビジョン、働く上での疑問点をクリアにし、自分のキャリアビジョンとリンクさせていきましょう。