社長面接の逆質問で失敗しないためには?成功のポイントや具体例20選も紹介

社長面接の逆質問を成功させるためには事前の対策が大切です。本記事では、逆質問が実施される意図や成功させるポイント、具体的な逆質問の例について解説します。これから社長面接を受ける予定の方は、対策の参考にしてみてください。

もくじ

独自調査:キャリアプランや会社の展望など将来への逆質問が多い!

(ABABAの学生ユーザー50人へ独自にアンケート調査)

ABABAの学生ユーザー50人に対する独自のアンケート調査によると、最終面接でキャリアプランや会社の展望など、将来に関する逆質問をした人が約4割を占めています。最終面接の面接官は、社長や経営層である場合が多い傾向です。そのため一次面接や二次面接までとは異なるポイントを押さえた逆質問にしなければなりません。一方で、逆質問をしていないと答えた人も3割程度いることからも、必ずしも社長面接で逆質問が必須ではないでしょう。一方、的確な逆質問をすることで好印象を与えることは可能です。あらかじめ対策をして逆質問を聞かれたときのために備えておくことがおすすめです。

逆質問対策の前に社長面接の趣旨を理解しよう

逆質問の対策をおこなう前に、まずは社長面接の趣旨を理解しておきましょう。社長面接の対策で押さえておきたいポイントは以下の通りです。

・最終面接との違い
・意思確認ではなく選考を目的としていることも多い
・事前対策をして臨むことが大切

それぞれ詳しく見ていきましょう。

最終面接との違い

「社長面接」と「最終面接」の違いは、最終決定権を持つ社長が出席するかどうかです。それ以外に大きな違いはなく、いずれにしても、最終の面接に受かれば内定となります。場合によっては、社長が出席する場合でも「最終面接」と呼んでいる企業もあるでしょう。

社長面接では社長と話す心構えをしておく必要はありますが、基本的には最終面接と同様の対策をすれば問題ありません。

意思確認ではなく選考を目的としていることも多い

「社長面接に行けたらほぼ内定」という噂を聞いたことのある方もいるかもしれませんが、過度な思い込みは危険です。たしかに、企業によっては実際に意思確認のみで開催する場合もあるかもしれませんが、選考を目的として開催している企業も多いのが現実です。

面接という選考の場である以上、不採用となる可能性も十分にあることを念頭に置いておきましょう。

事前対策をして臨むことが大切

社長面接に限ったことではありませんが、後悔のない面接をするためには事前の対策が重要です。本記事で紹介する逆質問はもちろんのこと、志望動機や自己PRなど、これまでの面接で準備してきたポイントも再度入念に確認しておきましょう。

社長面接で逆質問が実施される意図

具体的な逆質問を考える前に、社長面接で逆質問が実施される意図も理解しておきましょう。企業が社長面接で逆質問を実施する主な理由は以下の通りです。

・不安や疑問の解消
・志望度の確認
・価値観に相違がないかの確認

それぞれ解説していきます。

不安や疑問の解消

逆質問の場を設けることで、就活生が入社後にギャップを感じないように配慮しているケースです。採用後に退職者を出してしまうと、企業としても大きな痛手となるでしょう。

そのため、できる限り入社を決める前に双方の疑問を解消し、自社について理解してもらった状態で入社を決めてほしいと企業は考えています。就活生の不安や疑問について解消することは、就活生だけでなく企業にとっても重要なことなのです。

志望度の確認

逆質問の内容によって、企業に対する理解の度合いや、志望度の強さを計ろうとしている企業もあります。企業に対する興味や関心が薄ければ、逆質問の内容もありきたりでどんな企業にも当てはまりそうな内容になってしまいがちです

逆質問を設けることで、本当にその企業の入社を希望している就活生に入社してほしいと考えているのです。

価値観に相違がないかの確認

価値観に相違がないかの確認をしているところもあるでしょう。たとえスキルや経験が十分だったとしても、企業全体の社風や理念に合っていない人材であれば、企業としては「お互いのために他の企業を選んでもらった方がよい」と考えるかもしれません。

社長面接の逆質問を成功させるポイント

続いて、社長面接の逆質問を成功させるポイントについて解説していきます。これから社長面接を控えている方は、ぜひ面接対策の参考にしてみてください。

・社長に向けた内容で質問を考える
・最低でも5つは用意しておく
・社長のSNSがあればチェックしておく
・わかりやすく簡潔に趣旨を述べる

それぞれ解説していきます。

社長に向けた内容で質問を考える

最終面接に限らず逆質問の機会はありますが、面接ごとに担当する面接官の役職は変わります。同じ内容の使いまわしは避けるようにして、必ず社長に向けた内容で質問を考えておきましょう。

現場や業務担当者にしかわからないような細かい内容の質問ではなく、企業全体の方針や経営戦略に関わる内容で考えるのがポイントです。会社の舵取りをおこなっている社長だからこそ聞いてみたい内容を準備して、当日に臆することなく質問できるようにしておきましょう。

最低でも5つは用意しておく

逆質問を促された際にもっとも避けたいのが、「特にないです。」という回答です。逆質問が思いつかないことで、「自社に対する興味や関心が薄いのではないか」と捉えられてしまうかもしれません。

面接の内容によっては逆質問に進む前に疑問が解消されてしまう場合や、1つ目の回答後に追加で逆質問を聞かれるケースもあります。質問内容は最低でも5つは用意しておき、当日焦ってしまわないように対策しましょう。

社長のSNSがあればチェックしておく

社長本人についての情報収集もできるだけチェックしておきましょう。社長がSNSを使用している場合は、発信内容に目を通すことで逆質問を考えるヒントになるかもしれません。

他にも、インタビュー記事やYoutubeなどで自社や業界について話していることがあれば、参考資料として一通り目を通しておきましょう。媚を売る必要はありませんが、前情報があることで、社長に合わせた回答がしやすくなります。

わかりやすく簡潔に趣旨を述べる

社長をはじめ、経営陣は論理的な喋り方を好みます。逆質問をするときは、質問の意図が相手にわかりやすく伝わるように工夫しましょう。疑問や不明な点を的確に伝えることはもちろん、面接での会話を通して適切な内容の質問を選べるとベストです。

社長面接での逆質問例20選!

続いて、社長面接の逆質問の具体例を紹介します。逆質問が思い浮かばないという方は、対策の際に参考にしてみてください。

・経営戦略に関する逆質問
・企業全体に関する逆質問
・社長個人に関する逆質問

それぞれ詳しく解説します。

経営戦略に関する逆質問

社長面接では、企業の経営戦略に関わる逆質問を用意しておくとよいでしょう。競合との差別化やメイン事業に関する今後の展望など、社長だからこそ聞いてみたい内容を心がけるのがポイントです。

経営戦略については、企業ホームページやIR情報などをチェックすることで詳細がわかります。調べればわかることを聞いてしまうとマイナスの印象を与えてしまう可能性があるため、くまなく読み込んだ上で不明な点を探してみましょう。

経営戦略に関する逆質問の具体例

御社の競合である〇〇社が新規事業に参入したというニュースがありますが、これに伴う御社の動きや戦略があれば伺いたいです

・今期における、御社のもっとも重要な課題は何であるとお考えですか

・〇〇事業の今後の展望についてお聞かせください

・御社の強みである〇〇分野で、今後さらに強化しようと考えていることは何ですか?

・経営戦略を実現するために重要な点は何であるとお考えですか?

・また、その戦略を実現する際のリスクや課題、それらの対処方法はありますか?

・業界市場の変化やニーズにどのように対応してきましたか?

経営戦略に関する逆質問は、社長にするからこそ価値のある質問といえます。

社長にしか聞けない内容を質問するとよいでしょう。

企業全体に関する逆質問

現場や業務の詳細に関わる逆質問は二次面接までに済ませておき、社長面接はできるだけ高い視座での質問を心がけましょう。

「御社で活躍している人の共通点はありますか?」といったように、前向きな気持ちが伝わるような内容であればなおよいです。入社意欲や企業で活躍したい気持ちをアピールしましょう。

企業全体に関する逆質問の具体例

御社の理念にとても共感しています。実際に浸透していると感じる風土や、具体的な取り組みなどがあれば教えていただきたいです

・御社で活躍している方の特徴や共通点があれば伺いたいです

・どのような人材が管理職として活躍できると考えていますか?

・社長は新入社員にどのようなことを求めていますか?

・社員のモチベーション向上のために効果的だった取り組みを教えていただきたいです

・今後も守りたいと考えている社内の風土を教えてください

企業理念や文化、社内の風土などについて、社長ならではの視点で聞いてみることもおすすめです。働き方や活躍する社員についても、社長が基準を決めるため、考えを聞いておくとよいでしょう。

社長個人に関する逆質問

逆質問が上手く思いつかない場合、社長個人の意見や価値観について質問してみるのも1つの方法です。ただし、あくまでも企業や仕事に関する内容であることを条件として、プライベートに関わる質問は避けるようにしましょう。

社長個人の意見に関する逆質問の具体例

・SNSを拝見したところ、〇〇について▲▲であるとおっしゃっていましたが、競合がXXに踏み切った今でもそのお考えは変わりないですか?

・社長から見た御社の魅力についてお伺いしたいです

・今後もっとも伸びていく事業は何であるとお考えですか?

・社長が企業のトップとして経営するにあたってもっとも重要視するポイントは何ですか?

・これまでどのようにしてキャリアを積んでこられましたか?

・社長ご自身の今後の展望や目標など、将来のビジョンを教えていただきたいです

上記のように経営目線での内容を意識しつつ、社長自身の見解を聞くのがポイントです。

社長面接での逆質問に関してよくある質問

社長面接における逆質問に関して、質問を何個用意すればよいのか?どのようにして逆質問を終えればよいのか?など、疑問点がある人も多いでしょう。

以下では逆質問に関するよくある質問を紹介します。今後社長面接を受ける予定の方は、参考にしましょう。

社長面接での逆質問は何個くらいが適当ですか?

社長面接での逆質問は、3個~5個程度の用意が適切です。そのうち何個の質問をするのかは、残り時間に合わせて調整するとよいでしょう。無理にすべてを聴こうとはせず、質問が多すぎて時間をオーバーすることは避けます。数の多さよりも内容の質を重視した質問にしましょう。そのためには、質問に優先順位をつけておくことがおすすめです。

社長面接の逆質問でのNG質問とは?

社長面接での逆質問には相応しくないNG質問もあることに注意しましょう。たとえば、給料や福利厚生など待遇についての深掘りは避けます。業務に直接関係のない内容ばかりを聞いていると、企業への関心が低いと判断されてしまいます。

また、そういった基本的な情報はホームページや求人情報に記載されていることがほとんどです。調べればすぐに分かるようなことを社長面接で聞くと、入社意欲や関心が低いと判断されて悪い印象を持たれます。

社長面接での逆質問の終わり方を教えてください

聞きたいことをすべて聞き終えた、時間をオーバーしてしまいそうなので切り上げようと思った際、どのようにして終われば印象がよいかは気になるポイントです。

はじめに「私からの質問は以上です」など質問が以上であることを伝え、回答へのお礼を述べます。いただいた回答への感想があれば一緒に述べるとより好印象につながります。

最後まで礼儀正しく気を抜かずに面接を終えましょう。

社長面接後はもしものときに備えて「ABABA」に登録しておこう

どれだけ準備をして臨んだ最終面接でも、枠が埋まってしまったり、面接官との相性が合わなかったりといった理由で不採用となってしまうことはよくあります。しかし、社長面接まで進めたということは、少なからず企業から好印象を持ってもらえた証です。

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社長面接では気を抜かずに逆質問まで対策しておこう!

社長面接の逆質問を成功させるためのポイントや、逆質問の具体例について紹介しました。社長面接に合格すれば内定となりますが、必ず受かるとは限らないため油断は禁物です。逆質問は最低でも5つは考えておくようにして、しっかり対策して面接に臨みましょう。

もくじ