どうして「ガクチカがない」と感じるのか?ガクチカがない時の見つけ方を紹介します

新卒就活でのガクチカとは、「学生時代に力を入れて取り組んだこと」を指します。エントリーシートや面接で頻繁に聞かれる内容であり、ガクチカの対策は重要です。

学生時代の取り組みに自信を持てず、自分にはガクチカがないと感じる就活生もいるでしょう。この記事では、ガクチカを見つけるきっかけとして活用できる方法を紹介します。

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もくじ

「ガクチカがない」は本当か?

就職活動の自己PRで必ず問われるガクチカですが、「ガクチカがない」と悩む学生は少なくありません。実は、特別な経験がなくてもアピールできるポイントは多々あります。

ここでは、ガクチカがないと感じてしまう理由について紹介します。

分かりやすい実績や成果がない

ガクチカがないと悩む理由の多くは「人に話せるような華々しい実績や成果がない」と感じることによって生まれます。サークルの代表や大会での受賞、留学経験など分かりやすい結果がないと「話せるネタがない」と考えるためです。

しかし、ガクチカは特別な実績がなくても大丈夫です。アルバイトや授業、日常で自分なりに努力した経験や課題に向き合った工夫を語りましょう。結果よりも「どのように頑張ったのか」「どのような工夫を重ねたのか」を軸にエピソードを整理すれば、立派なガクチカといえます。

苦労話がない

ガクチカがないと感じる背景には、「頑張った話=苦労話」と考える思い込みがあります。しかし、ガクチカは必ずしも困難を乗り越えた話でなくても問題ありません。苦労を感じずとも、自然と長く続けられた活動には「自分の強み」や「適性」が隠れている場合もあります。

部活動やアルバイトを無理なく継続できた経験は、責任感や継続力をアピールできるポイントです。特別な苦労がなくても、自分の行動や姿勢を振り返れば十分ガクチカになり得ます。ガクチカがないと悩むときは、努力の裏にある自分の特性に目を向けてみましょう。

長く続けたことがない

ガクチカがないと悩む人の多くは「大学生活を通じて長く続けた経験がない」と感じています。特にコロナ禍の影響によって、サークルやアルバイトも中断せざるを得なかった学生は少なくないでしょう。

しかし、ガクチカは、長期間続けた経験である必要はありません。短期間でも目標を決めて取り組んだ経験や、短い期間で工夫し成果を出した体験も十分なアピール材料です。ガクチカがないと感じる場合は、期間ではなく「自分がどのように考え、行動したか」に注目してエピソードを振り返るとよいでしょう。

他人と違う珍しい体験がない

ガクチカがないと悩む人は、「人と違う特別な体験が必要」と思い込んでいる場合もあります。留学やインターン、起業経験など珍しいエピソードがないことで自己PRに不安を感じるでしょう。

しかし、ガクチカはエピソードの珍しさよりも「その経験から何を学び、どのように成長したか」が重要視されます。ありふれた日常でも、工夫や努力を重ねた経験があれば十分魅力的です。特別な経験がないからガクチカがないと思い込まず、普段の行動を丁寧に振り返ることが大切です。

ガクチカとは何かについては、以下の記事を参照してください。

ガクチカとは?探し方や採用担当者が聞く理由を紹介

企業が評価するのはガクチカの内容ではない

「ガクチカがない」と悩んでいる就活生は多いですが、企業が重視していることはエピソードの派手さではありません。企業はガクチカを通じて、成長意欲や適応力を評価しています

ここでは、企業がガクチカから何を知りたいのかについて、詳しく解説します。

経験から何を学んだか

自分自身ではガクチカがないと感じるようなエピソードでも、企業はそこから得た学びに注目しています。特に困難や壁に直面したとき、どのように考え、行動し、乗り越えたのかについてなどです。

その経験を今後どのように仕事で活かそうとするかが重要です。学びのないエピソードは評価されませんが、学生時代の挑戦は、仕事における課題解決能力の土台となり得ます。平凡な経験でも自分なりの成長を示せば、企業からの評価は十分得られるでしょう。

何からモチベーションを得ているのか

企業がガクチカを尋ねる理由の1つに「何にやりがいを感じ、行動したか」を知る意図があります。言い換えれば「なぜ頑張ったか」を理解し、「モチベーション高く働けるか」を知るためです。どのような環境や状況で自分の意欲が高まるのかを知れば、入社後の活躍を予測できます。

ガクチカがないと悩んでも、過去の行動の背景にある動機を整理すれば十分アピール材料になるでしょう。モチベーションの源泉を言語化し、志望企業と重なるポイントを伝えることが大切です。

過去の経験を分かりやすく伝える力があるか

企業はガクチカのエピソードそのもの以上に「話の伝え方」に注目しています。どれだけ印象的な経験でも、論理的かつ簡潔に伝えられないと魅力は伝わらず、マイナス評価の可能性もあります。

エピソードを整理し、起承転結を意識して結論から話す練習が重要です。面接官は、話の組み立てや表現力から入社後の報連相スキルも判断します。経験の中身だけでなく、伝える力の意識が内定への近道となるでしょう。

会社がガクチカを深掘りする理由については、以下の記事を参照してください。

企業がガクチカを深掘りする理由は?深掘りへの対策や回答する際のポイントを解説

ガクチカがない時の見つけ方

ガクチカがないと感じる人は、広い視野を持って探すことが大切です。自分の過去や現在の実績、習慣はさまざまな角度からの振り返りが可能です。ここでは、ガクチカを見つけるうえで有効な方法を9つ紹介します。

1年以内のできごとを書き出す 

過去1年以内の経験を洗い出してガクチカの候補を探しましょう。アルバイト・学業・サークルなど、ガクチカに利用できる活動は数多く存在します。

複数の候補から絞り込むときは、企業の評価ポイントに沿って選定することが大切です。結果と過程の両方を語れる出来事や、定量的な成果を上げられた出来事はとくに高い評価を得られる可能性があります。

アルバイトに関するガクチカの書き方については、以下の記事を参照してください。

ガクチカのアルバイトはだめ?他学生との差別化のコツや注意点を紹介

過去の経験を振り返る 

1年以上前にさかのぼり、過去の経験を振り返るとガクチカが見つかるケースもあります。ガクチカの対象は大学時代に限らず、入学前にした経験のアピールも可能です。自分にとってはささいな行動であっても、周囲に影響を及ぼすような取り組みは立派なガクチカとしてアピールできます。活動の背景を今一度振り返り、当時意識していたポイントや困難に対処した経験を洗い出しましょう。

過去を振り返ることで、自分が強みとする部分や、以前よりも成長した部分が明確になり、自己分析が進みます。

毎日の習慣を一覧にする 

過去を振り返ってもアイデアが出ないときは、現在の習慣に目を向けましょう。毎日のスケジュールや行動習慣を一覧にして見直すと、普段は無意識のうちに取り組んでいる習慣を見つけられることがあります。毎日のニュースチェックや家事など、自分では何気なくこなす行動でも、ポジティブな効果が出ていればガクチカに落とし込めるでしょう。

日々の習慣をアピールすることで、継続性や忍耐強さを企業から評価してもらえる可能性があります。

趣味や特技から考える  

日頃の趣味や特技から掘り下げることも、ガクチカを組み立てる有効な手段のひとつです。好きなこと、得意なことはもっとも自分の強みと個性を活かせる領域であるため、ガクチカを通じた自己PRに向いています。

趣味や特技に目標を設定すると、ガクチカに適した就活向けのエピソードが作りやすくなります。とくに具体的な数値目標を立てると、達成するまでの取り組み過程と、定量評価ができる成果のアピールが可能です。

長所から考える 

自己分析に取り組んだ方には、自分の長所からガクチカを組み立てる方法がおすすめです。これまでの経験をエピソードに落とし込むうえで、長所がどのように発揮できたのかを記すと、自分の個性を明確にアピールできます。

たとえば「何事にもくじけず継続できること」が長所であれば、その力を発揮できたエピソードがガクチカに最適です。派手な実績や目立った経験がなくても、自分の長所を活かしたエピソードを伝えられれば、企業から評価される可能性はあります。

他の人と違う部分に注目する 

長所のほかに、自分が他の人と違う点もガクチカに活用できます。周囲の友人、知人と比べて、異なる特徴があれば書き出してガクチカに採用するか検討しましょう。自分ではネガティブに感じている要素でも、見方を変えると貴重な個性と捉えられることがあります。たとえば「積極性がない」と自己分析していても、周囲からは「物事を慎重に進められる」と見られ、企業もその点を高く評価する可能性があります。

同じ企業を志望する就活生は数多く存在するため、周囲との差別化が重要です。

家族や友達など周りの人に聞く 

自分自身でガクチカを見つけることが困難であれば、周囲の力を借りましょう。他己分析をしてもらうと、自分では気づかなかった特徴を見つけられます。家族や仲のよい友人など、身近な人々に分析を依頼することが有効です。長所と短所の両方を包み隠さず教えてもらえる信頼関係のある人に依頼することがおすすめです。

自分では普通だと思っていた過去の出来事や自分の個性であっても、第三者の目から見ると高く評価される可能性があります。

学業やアルバイトの経験を振り返る 

ガクチカの代表例は、学業の実績やアルバイトでの経験です。他の就活生とテーマは被るものの、専攻や勤務先は人によって異なるため、自分だけのエピソードを膨らませられます。

とくに、自己成長につながった経験はガクチカとして有効です。研究や試験で成果を残したエピソード、アルバイト先で活躍した経験などがアピールできます。

大きな成果を残していない人でも、失敗から学んだ経験や、以前より成長した部分をアピールすることで、説得力のあるガクチカが作れます。

今から新しく始める 

ここまで挙げた方法を試してもガクチカが作れないときは、今から新たにガクチカ用の活動を始めることもひとつの手段です。新たなアルバイト・趣味・社会貢献活動など、自分にとって前向きに成長できる経験であれば、他者との差別化を図ってガクチカに落とし込めるでしょう。

ただし、就活が本格的に始まると、ガクチカのために新たな行動を始める時間すら取れないおそれがあります。選考対策は、時間の余裕を持って取り組むことが大切です。

ガクチカを書くときの構成や例文については、以下の記事を参照してください。

ガクチカを書く際の構成は?ガクチカの例文を紹介します

ガクチカがないと思ったときのNG行動

ガクチカがないと感じたとき、不安な気持ちからつい間違った行動を取る場合があります。しかし、その選択は就活を不利に進める原因になりかねません。正しいアピール方法を知ることが、納得のいく結果につながります。

ここでは、ガクチカがないと思ったときのNG行動について紹介します。

話を盛る・噓を言う

ガクチカがないからといって、エピソードを盛ったり事実と異なる話を作ることは絶対に避けましょう。面接では担当者から深掘りされることが多く、噓や誇張はすぐに見抜かれる可能性があります。

また、仮に内定を得たとしても、入社後に求められるスキルや成果とのギャップに苦しむでしょう。ガクチカがないと悩むなら、自分が実際に取り組んだ経験を振り返り、どのような小さな経験でも正直に伝えるほうが信頼される結果につながります。

悪い印象があるテーマを選ぶ

ガクチカがないと悩むあまり、話のネタに困って印象の悪いテーマを選ぶこともNGです。趣味に関する話をアピールすることは問題ありません。しかし、飲み会やギャンブルなど一般的にネガティブなイメージを持たれるものは、採用担当者にマイナス印象を与えます。

ガクチカがないと感じたときは、自分が打ち込んだ趣味や学びを、仕事にどのように活かせるのかまで考えたエピソードを作りましょう。

「REALME」で自分を分析してガクチカがないを克服しよう!

AI面接サービスの「REALME」を活用すると、効果的な自己分析ができます。入力した自己PRの内容をもとに、強みや課題をAIが分析して定量的に評価します。フィードバックを参考にしながら、自分ならではのガクチカを作成しましょう。

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AI面接を通して自己分析ができる 

REALME」のAI面接を利用すると、質問に対する回答を分析し、合計14項目にわたって能力を定量的に評価してくれます。自分の能力値が可視化されるため、自分の強みや課題を客観的な視点で把握できます。

ガクチカの材料がないと感じている人は、自己分析から始めましょう。

合格ラインの学生のガクチカが見られる 

優秀な学生のさまざまなデータを見れる点は、「REALME」が持つ特徴です。企業の選考合格ラインに到達した学生のガクチカや自己PR、価値観などが閲覧できます。ガクチカの案が思い浮かばない、または文章の構成が難しいと感じるときは、他の就活生が作成したガクチカを参考にしましょう。エピソードの広げ方やアピール方法などが確認できます。

志望企業の内定判定を確認できる 

REALME」でAI面接を受けると、志望企業の内定判定が把握できます。内定判定は、合格ラインの就活生が記録した平均値との比較で算出されます。ガクチカが定まらないうちは内定判定が低かったとしても、アピール内容の質を高めることで合格に近づくことが可能です。AI面接で良好な内定判定が出たら、積極的に応募しましょう。

自分と向き合って「ガクチカがない」を克服しよう!

この記事では、ガクチカがない場合の見つけ方や作成方法を解説しました。ガクチカの題材には何を取り上げてもよいため、過去の経験を幅広く振り返ると適切なエピソードが見つかるでしょう。

ガクチカの質を高めるには、自己分析が重要です。「REALME」のAI面接を利用すると、自分の強みや課題を簡単に把握できます。質の高いガクチカ作成にぜひご活用ください。

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