最終面接の合格率は、採用枠の数や実施される面接の回数によって大きく異なります。本記事では、最終面接の合否を左右する条件や、合格率を高めるために向けて押さえておきたいポイントを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
最終面接に行けばほぼ合格?
「最終面接は意思確認のみ」という噂を聞いたことのある方もいるかもしれませんが、真に受けて油断すると危険であることがわかります。これまでの面接と同様に、しっかりと準備をして、くれぐれも油断せずに当日に臨みましょう。
最終面接の合格率は企業によってさまざまですが、大まかな目安として確率を知りたい方も多いでしょう。
・最終面接の合格率は目安として50%
・実際の合格率は条件によって大きく異なる
それぞれについて解説するので、参考にしてみてください。
最終面接の合格率は目安として50%
最終面接の合格率は、一般的に半々程度であるとされています。意外と低いように感じる方もいることでしょう。
一方で最終面接ではライバルのレベルが高くなり、より企業との相性が重視されるため、対策が難しいのも事実です。また、採用枠の問題であなたに問題がなくても落ちてしまうケースもあります。
最終面接に落ちてしまった時に使えるのが、スカウトサイトABABAです。最終面接に落ちてしまうと、通常は書類や説明会から選考フローはやり直しになります。
しかしABABAを使えば「最終面接まで進んだ実績」が評価され、選考カットのスカウトが届くため、イチから選考をやり直す必要はありません。
【体験談】最終面接の合格率
ABABAを利用する25卒の学生にアンケートをとったところ、最終面接の合格率は70%前後という結果になりました。油断は禁物ですが、対策を入念に行った場合の合格率は高いことがうかがえます。
最終面接に進んだ3社のうち、2社から内定をもらいました。(IT業界志望)
最終面接には4社進み、そのうち2社から内定をもらいました。(メーカー志望)
実際の合格率は条件によって大きく異なる
先ほど、最終面接の合格率は目安として50%とお伝えしましたが、組織規模や採用枠の数など、最終面接での実際の合格率は企業ごとの条件によって大きく異なります。
また、年度によって応募者の数や選考フローも異なるため、同じ企業の過去の採用率がわかっている場合でも、今年も同じであるとは限りません。
どうしても知りたい場合は、参考程度に採用ページやナビページから過去の採用実績を確認するとよいでしょう。
繰り返しになりますが、合格率に関する情報はあくまで参考程度にしつつ、最終面接当日には悔いのないよう全力を出し切ることが大切です。
最終面接の合格率を左右する条件
ここでは、最終面接の合格率を左右する条件について解説します。合否を分ける主な条件は以下の通りです。
・面接全体の回数
・採用枠の数
・最終面接の開催時期(早期選考・二次募集など)
・会社の規模規模
それぞれについて解説していきます。
面接全体の回数
判断材料の1つとして、面接全体の回数が挙げられます。面接全体の回数が多くなるほど、最終選考で内定が出る確率は高まるのが一般的です。
例えば選考回数が4回の企業と2回の企業では、選考機会の少ない2回の企業の方が落ちる確率が高くなります。
理由はシンプルで、面接の回数が多ければ多いほど、最終面接に残った候補者は厳選されます。
選考回数が多ければ安心というわけではないですが、選考回数が短い時は特に用心して面接に臨みましょう。
採用枠の数
企業が設けている採用枠の数も合格率を左右する要因の1つです。例えば大企業で100名以上の枠を設けている場合、人気企業であるため応募者も多くなり、結果的に合格率は低くなる傾向にあります。
一方で採用枠が少ない場合、応募者の数自体も少ないことが多いため、合格率は高くなりがちです。このように、採用枠の多い企業ほど合格率は低くなる可能性があります。
最終面接の開催時期(早期選考・二次募集など)
最終面接の開催時期によっても合格率は異なります。例えば早期選考で最終面接まで進めた場合、企業側も内定を出す意欲が非常に高いといえるでしょう。
反対に二次募集以降の場合、辞退者の人数に合わせて合格者数が絞られているため、時期が遅くなるほど最終面接の合格率も低くなっていくのが一般的です。
最終面接の合格に向けて押さえておきたいポイント
ここからは、最終面接の合格に向けて押さえておきたいポイントを紹介します。自信をもって当日を迎えるためにも、しっかりと準備をしておきましょう。
・志望度の高さをアピールする
・企業研究に漏れがないかチェックする
・最終面接ならではの対策をおこなう
それぞれ詳しく解説します。
最終面接の対策について詳しく確認したい人は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
「ほぼ受かる」を確実なものへ!最終面接での成功ポイントとフォローアップ
志望度の高さをアピールする
最終面接では、一次面接や二次面接以上に志望度の高さを主張するのがポイント。企業側としても「内定辞退者を出したくない」「長く働いてくれる人を採用したい」と思っているため、最終面接では志望度の見極めの最終ジャッジをおこないます。
ふるいに落とされてしまわないためにも、「なぜその企業でなければいけないのか」の理由を明確に述べてアピールしましょう。
最終面接のライバルは、今までの選考を勝ち抜いてきた強者揃いです。最終面接に進んでいる候補者は能力と志望度が高く評価されています。
周りに「志望度」で埋もれないためにも、自分の言葉で熱意を持って面接で話すことが大切です。
最終面接ならではの対策をおこなう
一次面接や二次面接とは違い、最終面接では役員クラスの幹部が面接を担当します。これまでの面接とは雰囲気も変わるので、最終面接ならではの対策をしておきましょう。
選考内容の把握
まずは最終面接の選考内容について把握しておきましょう。選考内容を予測したうえで準備を行えば、最終面接の合格率もグンと上がります。
最終面接の選考内容はこれらの方法で調べることができます。
・インターネットで選考体験談を検索する
・エージェントを利用している場合、エージェントに確認する
・過去に選考を受けたことがある先輩に聞いてみる
・採用担当の社員さんに質問してみる
志望動機の見直し
繰り返しになりますが、最終面接では「志望度の高さ」が重要視されます。今まで話していた志望動機を改めて見直すとよいでしょう。
志望動機を見直す際は、これらのポイントを参考にしてください。
・他業界/同業他社でも同じことが言える志望動機になっていないか
・自分なりの原体験やエピソードが入っているか
・深掘りの質問をされても、答えられそうか
最終面接での志望動機の伝え方について、詳しくはこちらにまとめています。
最終面接で差をつけよう|志望動機の的確な伝え方
逆質問の準備
最終面接の最後には、一次面接や二次面接と同様に、「なにか質問はありませんか?」と逆質問の時間があることが多いです。
この時、一次面接や二次面接と同じような逆質問は避けたほうが無難です。逆質問もアピールの一貫であるため、最終面接では志望度の高さを伝える逆質問を準備しておきましょう。
ここで「何もありません」と答えてしまうと「ウチの会社に興味がないのかな?」と思われてしまう可能性もあるため、最低でも1つは逆質問を行いましょう。
企業研究に漏れがないかチェックする
採用枠の限られた最終面接では、「とりあえず通す」という判断ができないため相対評価になりがちです。ライバルに負けないように、企業研究に漏れがないかも必ずチェックしておくことをおすすめします。
企業研究が足りないと評価されると「ウチについてしっかり調べるほど、志望度は高くないのか」と見なされることもあります。
最新の業界ニュースをチェックしたり、さらに深掘りできるポイントがないか確認したりと、時間の許す限り対策をおこないましょう。
最終面接後には「ABABA」に登録しておこう!
どれだけ準備をして臨んだ最終面接でも、枠が埋まってしまったり、面接官との相性が合わなかったりといった理由で不採用となってしまうことはよくあります。
しかし、最終面接まで進めたということは、企業からスキルやマインドが評価された証なので、最終面接まで進んだあなたを「採用したい」と思う企業は他にもきっとあります。
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最終面接後の合格率へのよくある質問
最終面接はほぼ受かるというのは本当ですか?
最終面接に進む段階での合格率は非常に高いですが、れっきとした選考の場であるため「ほぼ受かる」ものではありません。
企業の選考プロセスの一環として、最終面接は重要な役割を果たしており、ここでの評価が内定に直結し、場合によっては落ちる可能性もあえります。したがって、十分な準備と対策が求められます。
最終面接での合格のサインはありますか?
確定ではありませんが、次のケースは最終面接で合格する可能性が高い時です。
①面接官から具体的な入社日の質問や給与の話が出た場合
企業があなたを採用する意向が強い場合、これらの具体的な質問が選考の終盤で出てくることが多いです。また、会社の今後のプロジェクトやキャリアパスについて具体的に解説された場合も、同様のサインと考えられます。
②面接の雰囲気が非常にポジティブであった場合
面接官があなたの回答に対して興味深そうに聞き入れたり、積極的なフィードバックを行ったりする場合、企業があなたを高く評価している可能性が高いです。ただし、サバサバした面接官の場合は、雰囲気がネガティブでも合格しているケースがあるど、雰囲気だけで判断するのが難しいケースもあります。
③選考過程でのフィードバックが全体的にポジティブである場合
企業があなたに対して前向きな評価を伝えることは、内定に近づいていることを意味します。この場合も合格の可能性が高いでしょう。
最終面接で笑いが起きたら不合格ですか?
最終面接で笑いが起きたからといって、不合格になるとは限りません。
企業の選考過程では、応募者の人柄やコミュニケーション能力が重視されることが多く、最終面接でもそれが確認されます。面接中に笑いが起きることは、リラックスした雰囲気であり、面接官との信頼関係が築かれている証拠とも言えます。
笑いが起きた場合、その内容が重要です。面接官の質問に対してユーモアを交えた適切な返答ができた場合、それは良い印象を与えることができます。
一方で、場違いな冗談や不適切な発言で笑いが起きた場合は、企業の評価にマイナスとなる可能性もあります。したがって、笑いが起きた状況やその背景に注意することが重要です。
最終面接後の合格率は条件によって変わる!万全な状態で面接に臨もう
最終面接の合格率について解説しました。最終面接の合格率は一般的に50%前後であるといわれていますが、採用枠の数や実施される面接の回数によって実際の採用率は大きく異なります。どのような結果になっても悔いが残らないよう、事前に対策をおこない万全の状態で当日を迎えましょう。