留学経験のある就活生の中には「留学経験をガクチカに使いたい」「でもどんなふうにアピールすればよいか分からない」と思う人も多いでしょう。
留学経験はガクチカで使うのに適しており、伝え方によってさまざまなことがアピールできます。
この記事では、留学経験のガクチカでアピールできる能力や、留学経験を伝える際に押さえておきたいポイントについて解説します。
また、面接やESを改善したい人のための、就活サポートツール「REALME」もご紹介しましょう。興味のある方は、詳細をご覧ください。

留学経験をガクチカで使う際にアピールできる能力
面接やESでガクチカについて質問する狙いは「学生の価値観」「これまでの経験から学んだこと」「企業とマッチした人材であるかどうか」について知ることです。そういった目的をふまえると、留学経験はガクチカに最適であると考えられます。
留学経験でアピールできる主な能力を、5つ紹介しましょう。
行動力
海外へ出て留学するとなると、日常会話で使用する言語だけでなく、食事や習慣などあらゆる環境が日本とは異なります。不安を感じる人も多いでしょう。
そういった場所に飛び込んで目的を達成するために努力した経験は、行動力があることの証しとなります。
「企業に入って、こうした行動力を発揮して活躍したい」とアピールできるでしょう。
コミュニケーション能力
外国の人々とのコミュニケーションは、言語や文化の違いにより、日本人同士とはまるで違った難しさを伴います。異文化の中に身を置いて積極的に交流した経験は、コミュニケーション能力の高さをアピールするのに適しているでしょう。
「言語・文化の異なる人々と親しくなれる力」
「そうした人の意見を理解する力」
「そうした人々に自分の意見を伝える力」
これらは、あらゆるビジネスシーンで役立ちます。特に、入社後グローバルに活躍したい人は、留学経験で培ったコミュニケーション能力をしっかりとアピールしてください。
対応力
言語や文化の異なる環境で暮らす際には、予期せぬ出来事がつきものです。そうしたアクシデントに、自分の力で臨機応変に対応しなくてはなりません。
このような対応力のある人材は、一緒に仕事をするうえで頼りになる存在です。面接でアピールできる強みとなるでしょう。
また、留学先で大勢の人と積極的にかかわってきたのであれば「人への対応力」もアピールできます。
留学中に体験したリアルなエピソードとともに伝えれば、面接官に強い印象を与えられるでしょう。
課題解決力
課題解決力も、留学経験によって養われる能力の1つです。
留学先では、言語や文化、生活環境が日本と異なる中で、さまざまな壁にぶつかるでしょう。そうした課題を自分で解決する能力は、企業が求める重要なスキルの1つです。
日本では経験できないようなアクシデントがあったなら、それを乗り越えたエピソードを述べて課題解決力をアピールし、入社後に即戦力として活躍できることを伝えましょう。
向上心
留学は必ずしなくてはならないわけではなく、自ら決断して挑戦するものです。慣れ親しんだ環境から飛び出し、新たな場所に身を置いて目的に向かって挑戦する行為です。
留学をしたことが「成長したい」「上を目指したい」という強い向上心の表れだと考えられます。
勇気を持って留学した経験を伝えることで、今の状況に満足することなく意欲的に行動する人材であることを、企業にアピールできるでしょう。
ガクチカで留学経験を伝える際のポイント
留学経験をガクチカで使うと、さまざまな能力をアピールできます。しかし、伝え方を誤ってしまうと評価につながりません。
ここでは、ガクチカで留学経験を伝える際に押さえておきたいポイントを5つ紹介します。
留学そのものをアピールポイントにしない
ガクチカでは、経験そのものではなく、経験した過程や課題に対する向き合い方が評価されます。これをふまえて考えると、留学はあくまで手段であり、その先にしっかりとした目標があるはずです。留学すること自体が目的であったような印象を与えないように注意してください。
留学した期間や国はそれほど気にすることではありません。「どのような目的で留学したのか」「留学中にどんな経験をしたのか」「留学によって何を学んだか」という部分をきちんと述べましょう。
語学力だけをアピールポイントにしない
留学して語学力を身につけたというのは、当たり前のことです。それだけをアピールポイントにしないようにしてください。
たとえば「留学後にTOEICで900点取れるようになった」というだけで終わってしまうと、ほかの学生との差別化ができません。重要なのは、語学力にプラスして何かを伝えることです。
語学力を使って経験したことや学んだことを、具体的に伝えましょう。先述したような、コミュニケーション能力や問題解決力を身につけたエピソードがあれば、留学が大きなアピールポイントとなるでしょう。
留学の目標・目的を伝える
留学した目標や目的をはっきり伝えることも、大切なポイントです。留学というのは、時間も費用もかかります。それを「なんとなく」「親や教授にすすめられたから」といった漠然とした理由で行ったとなると、主体的な行動ができない印象を与えてしまうでしょう。
そうしたことのないように「どのような目的で何を学びたいと思ったのか」「どういった環境の中で何の経験を積みたいと思ったのか」について具体的に述べてください。
留学を経た先のビジョンを明確に話して、有意義な留学経験であったことをアピールしましょう。
価値観の変化は具体的に伝える
留学したことによる価値観の変化は、できるだけ具体的に伝えましょう。「海外に留学して日本とは異なる価値観を理解した」というのは留学の大きな学びですが、それだけでは曖昧で採用担当者の印象に残りません。面接官が知りたいのは、留学によって生じた価値観の変化の具体的な内容です。実際に留学経験のある人にしか話せない実感を聞きたいと思っています。リアルなエピソードを話すとともに、新たな価値観をどのように仕事に活かしていくか、というところまで伝えましょう。
話を誇張しない
留学経験を伝える際、自分を少しでもよく見せようとして、話を誇張するのはやめましょう。「嘘が混ざっていたとしても留学中のことは誰にも分からないだろう」と思っていても、面接官は人を見るプロです。嘘があれば自然と見抜かれます。一度でも嘘を言ったことがばれると、ほかに話したことすべてが信用を失い、採用される可能性は著しく低下します。
留学中の体験は誇張することなく、ありのままを誠実に話すよう心がけてください。
REALMEでガクチカの内容を補強しよう!

留学経験をはじめとするガクチカの内容を補強したいなら、就活支援サービス「REALME」がおすすめです。30分程度のAI面接を受けることで、精密なフィードバックが受け取れます。
ここからは「REALME」の3つの特徴について解説しましょう。
自分の強みと弱みを知ってガクチカに活かす
「REALME」のAI面接を受けると、就活で重視される35の項目をもとに、14の能力が点数化されます。留学体験で身につけた「問題解決力」「関係構築力」「自己実現力」といった能力が可視化され、自分の強み・弱みが分かります。
これによって、ガクチカで何をアピールすればよいかが把握でき、面接やESの内容をブラッシュアップできるでしょう。
合格ラインの学生のガクチカが見られる
「REALME」では、自分と同じ志望企業の合格基準をクリアした学生の、自己PR・ガクチカ・価値観をテキストで確認できます。これらを自分のデータと比較することで、改善すべき点や足りない部分が把握できます。
留学体験をはじめとする自身のエピソードを、優秀な学生がどのように話しているかも参考にできるでしょう。
現時点の志望企業の内定判定を知れる
「REALME」のAI面接を受けると、志望企業の最終面接に進んだ就活生のデータと比較することによって、内定を獲得できる可能性が分かります。この内定判定はA+・A・B+・Bといった10段階の評価で表されます。
内定判定を知ることで、エントリー前に自分の現在の立ち位置が分かるため、ガクチカの伝え方など面接の受け答えを改善させて、最適なタイミングで志望企業にエントリーできるでしょう。
ガクチカで留学経験を適切にアピールして好印象を残そう!
留学した経験はガクチカで使うのに最適です。しかし、アピールの仕方に問題があると、かえって逆効果になるおそれがあります。「語学力+αを伝える」「留学の目標・目的をしっかり伝える」などのポイントを押さえて留学経験をアピールし、ガクチカで好印象を残しましょう。
就活支援サービス「REALME」に興味のある人は、ぜひ一度AI面接を受けて、面接内容を客観視してみてください。