リース業界は優良企業が多く就活で人気の高い業界です。一方、BtoB企業のため学生にはあまり馴染みがなく、志望動機に悩む学生も多いでしょう。
リース業界の志望動機を作成するには、リース業界について学び、志望理由を明確にしましょう。
本記事では、リース業界の概要を紹介し、求められる人物像やポイント、志望時の作り方について解説します。
リース業界について
リース業界は優良企業と呼ばれる企業が多く、気になる人も多いでしょう。一方、業界の形態や特徴などについてはよく知られていないことも多く、志望動機の作成に苦労する学生も少なくありません。
最初にリース業への理解を深めることから始めましょう。
そもそもリース業界とは?
リース業界は、リース企業が自社で購入した機器や物件などをクライアントに貸し出すことで利益をあげている業界です。初期費用を抑えて設備投資ができるため、クライアントからのニーズが高い安定した業界といえるでしょう。
ただし、景気に左右されやすい側面もあり、今後の景気次第で見通しが変わる点も大きな特徴です。似たような形態でレンタルもありますが、契約期間が違います。レンタルは数十分や数日など短期契約です。リースは年単位の契約をする中長期的な契約が基本です。
リース形態の種類
リース形態は主に以下の2種類に分けられます。
・オペレーティング・リース
リース会社がクライアントに物件や設備を貸し出し、リース料を受け取る形態です。クライアントはリース契約が終了すると、借りた物件や設備を返却します。レンタルに近い仕組みのため、クライアントは必要な期間だけ借りることができます。また、途中解約も可能です。
・ファイナンス・リース
クライアントが保有していない設備や物件を代わりにリース会社が購入し、貸し出す形態です。リース期間中に購入代金と金利をクライアントから返済してもらいます。ファイナンス・リースは金融取引に該当し、金融機関から融資を受けている状態に近い仕組みです。途中解約ができないこともオペレーティング・リースと異なる点です。
リース業界に求められる人物像
リース業界が求める人物像を把握しましょう。求める人物像に自分は合っているか、リース業界が自分の希望する職種かを見極めるためにも大切です。
語学力を活かしたい人
リース業界は積極的に海外進出を考えている企業が多く、語学力を活かしたい人におすすめです。国内市場におけるリース業界は安定していますが、頭打ちになりつつあります。少子化やテレワークの推進が原因で、国内需要は低下している傾向です。
そのため、リース会社の多くはこれからの成長が期待されているタイやインドネシア、シンガポールなどのアジア圏への進出に注力しています。今後もアジア圏への進出は推進されていくと考えられるため、海外での仕事に興味がある人や語学力を活かしたい人は重宝されるでしょう。
法人向けの営業職を希望する人
リース業界はクライアントのほとんどが法人であるToBのビジネスです。法人向けの営業職を希望する人には好都合な業界でしょう。新規開拓よりも、既存の取引先を回るルート営業が多いため、営業が初めての方でもチャレンジしやすいといえます。
営業で多くの新規顧客獲得を目指したい人よりも、現状のクライアントとさらに信頼を深め、長い付き合いをしたいと考える人に向いている業界です。
幅広い業界に貢献したい人
リース業界はリースを必要とするさまざまな業界のクライアントと取引します。自分の働きによって他社の事業に貢献したい人におすすめです。
リース契約はクライアントと長い契約になるため、悩みを一緒に解決し成長することができます。クライアントの成功に喜びを感じられる人は向いているでしょう。
例えば、他人の成長をサポートした経験がある人や、人の役に立つことにやりがいを感じられる人はアピールポイントとなるでしょう。
顧客と長期的な仕事がしたい人
リース業界は半年から10年の中長期契約が主流です。クライアントとの信頼を築き、長期的な仕事がしたい人に向いています。リース業界は新たな企業との契約を開拓するよりは、契約済みの企業と長く付き合う傾向があります。
リース契約が終了したとしても、新たなリース契約へ進むことも珍しくありません。そのため、クライアントと末永く信頼関係を築ける人が求められます。
リース業界の志望動機を作り方
リース業界の特徴や求められる人物像が分かれば、いよいよ志望動機の作成です。志望動機を作るときは、リース業界や企業の志望理由を明確に伝えましょう。以下で詳しく解説します。
リース業界の志望理由を明確にする
リース業界は学生に馴染みがない分、面接官側からすると「なぜリース業界を選んだのか」という志望理由が気になる所です。リース業界を志望するきっかけやエピソードを具体的な理由と交えて伝えましょう。
「大手企業が多いから」のような他の業界でもよいと思われる理由よりも、リース業界ならではの理由を伝えることが重要です。さまざまな業界の人と交わり、幅広い知識が身につく点や、海外進出など新たなチャレンジに取り組んでいる点に着目して、志望動機を考えるとよいでしょう。
企業の志望理由を明確にする
リース業界でも、なぜその企業に決めたのか理由を明確にしましょう。リース業界は国内需要の低迷によって、変革が必要な時期です。そのため、企業によって取り組みがさまざまです。
企業がどのような取り組みを行い、今後どのようなビジョンを持っているかを知ることが大切です。HPや企業訪問などで企業理解を深め、ほかの企業と差別化できるように具体的な志望動機を考えましょう。
どのように貢献したいのか明確にする
魅力的な志望動機を作成するには、企業に貢献する視点を持つことが大切です。どのように貢献したいかを具体的に伝えることで、一緒に働くイメージを持ってもらうことができます。
仕事に役立つスキルや資格があれば積極的にアピールしましょう。ほかにも長期インターンに参加した経験があれば、志望動機に盛り込めます。自分の経験やスキルが企業にどのように貢献できるかを最大限にアピールしましょう。
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同じようにリース業界を志望する学生の志望動機を参考にすることで、自分の志望動機をブラッシュアップできるでしょう。
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同じようにリース業界を目指す学生と比較することで、自分の足りない箇所が明確になります。志望動機に自信がない場合も、AI面接を使った自己分析がおすすめです。
リース業界を知り、よりよい印象を残す志望動機の作成
リース業界向けの志望動機を作りたいなら、業界や企業についてしっかりと学習しましょう。業界や企業の理解を深めることで、自分が働く姿が想像でき、どのように企業に貢献できるかがイメージできます。
リース業界が求める人材と自分のマッチする点があれば、積極的にアピールすることも大切です。よりよい印象を残すために、明確な志望動機を作成しましょう。